24時間換気システムは必要?
2024年03月24日
24時間換気システムは必要?機能とメリットデメリットを紹介
住宅に関する設備は年々進化をとげており、健康的に、快適に過ごすことができるようになっています。
そのなかでも、最近普及しているのが「24時間換気システム」です。
建築基準法の改正で原則設置が必須になったことと、湿気対策として、一戸建て、マンション問わず24時間換気システムの導入が進んでいます。
この記事では、24時間換気システムについて、機能の特徴や、メリット・デメリットを紹介していきます。
24時間換気システムのメリット
24時間換気システムとは、その名の通り建物内部の空気を、24時間入れ替えるための機能です。
シックハウス症候群への対策として、2003年の建築基準法改正で設置が義務付けられました。
24時間換気システムにより空気を清浄に保ち、健康被害を防ぐことが可能になるのです。
シックハウス症候群は、建材の改良などで対策が進んできましたが、24時間換気システムには他のメリットもあります。
それは、湿気、結露によって発生した、カビやダニによる健康被害を防ぐことが可能な点です。
最近の住宅は気密性が高まっていることもあり、結露が起こりやすくなっています。
また、湿気は建物を傷め、寿命を縮めます。
24時間換気システムは、人間と建物の両方にメリットがあるのです。
24時間換気システムのデメリット
24時間換気システムにはデメリットもあります。
1つは、換気による冷房・暖房効率の低下です。
特に冬場は、外の寒い空気を室内に取り入れるため、寒さを感じる方が少なくありません。
また、室内と室外がつながっている部分から、虫などが部屋に入ってくるデメリットもあります。
花粉が入ってきてしまうことも、空気の入れ替えにより発生してしまう弊害といえます。
適切にメンテナンスをおこなわないと、ダクトにホコリやゴミなどがたまってしまいます。
衛生面の問題だけでなく、動作音がうるさいなどのデメリットが発生する場合もあります。
24時間換気システムのデメリットとして、「電気代がかかるのでは」と思う方もいるかもしれません。
実は、電気代はさほど高額ではなく、月に数百円程度です。
24時間換気システムの弱点は、適切なメンテナンスである程度は軽減できます。
まとめ
24時間換気システムはメリットばかりではないものの、快適な生活や、家の状態を良好に保つために必要な経費ともいえます。
メリットとデメリットを把握したうえで利用するようにしましょう。
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